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ピアノ協奏曲第4番 (カバレフスキー) : ウィキペディア日本語版 | ピアノ協奏曲第4番 (カバレフスキー)[ぴあのきょうそうきょくだい4ばん]
ピアノ協奏曲第4番 Op.99 「プラハ」は、ドミトリー・カバレフスキーが1979年に作曲したピアノ協奏曲。初演は同年10月9日、モスクワで行われた。初演のソリストを務めたのは、モスクワ音楽院の学生だったユーリー・ポポフ(Yuri Popov)である。1981年にポポフ独奏、カバレフスキー指揮モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団の顔ぶれでメロディアにより録音がなされている。 == 概要 == この曲は1980年の第10回クイビシェフ(Kuybyshev)・ピアノコンクールのために作曲された。演奏時間12分弱という短い曲で、ソビエト連邦の青年に捧げる協奏曲3部作と同様の特徴を有する。曲にはカバレフスキーがプラハに赴いた際に出会った、3つの民謡が素材として取り入れられている〔素材となる民謡は、チェコ民謡「Vyletěla holubička」、モラヴィア民謡「U starej breslavy」、スロヴァキア民謡「Pridi ty šuhajko」。〕。このため、曲は「プラハ協奏曲」という名前で呼ばれることもある〔。 カバレフスキー自身は、活発な両端楽章を「活動」、穏やかな中間楽章を「反映」という言葉で説明した。全体として簡素で時おり諧謔性を見せる乾いた作りの中にも、ピアノの確かな演奏技巧が要求されるように書かれている。若い音楽家のためにピアノ音楽を書き続けた、作曲者の姿勢が垣間見える〔。
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